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※実施日が近づきましたらメールにて連絡させていただきます。
お問合せ先: info@nou-aru-kurashi.org
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日照りが少なく適度な風もあり、作業がしやすい一日となりました。夏野菜が勢いよく育つ中、紐掛けや芽かきなど、これからの生育を左右する手入れを中心に行いました。(16組20名)
日時: 2026年7月12日(日) 09:15 - 11:00
場所: 二宮農園
内容: キュウリの紐掛け、育った野菜の収穫、芽かき(ナス・トマト等)、夏野菜の世話、ペットボトル外し
夏は気温が上がり、土の中の微生物が活発に働く一方で、土が乾燥しやすくなります。畝や通路の草を刈り、できるだけ細かくして土の表面に敷くことで、土の乾燥を防ぎ、雨による土の流出を抑え、草が分解されて野菜の養分になるという効果が期待できます。
作業後は、乾いて白く見える土ができるだけ見えなくなる程度まで、刈り草を敷くことが大切です。刈った草は捨てず、畑に戻して活用しましょう。
草の組み合わせ方にもポイントがあります。葉の広い柔らかな草は分解が早く、比較的早く養分になりますが、カヤなどのイネ科の草は植物の茎や葉を丈夫にするケイ素を多く含む一方、分解には時間がかかります。柔らかい草だけを厚く敷くと固まって腐りやすくなるため、カヤや稲わらなどを混ぜて空気の通る隙間をつくることがポイントです。畝の周囲に播いている緑肥ミックスも、イネ科やマメ科など性質の異なる植物を組み合わせ、バランスのよい草マルチにするためのものです。
※カヤは葉の縁で手や肌を切ることがあるため、取り扱いには十分注意してください。
枝豆は順調に育っており、収穫できる株も出てきました。収穫する際は、株を引き抜かず、剪定ばさみで地際から切ります。さやだけを持ち帰る場合は、残った枝や葉を自分の畝に敷き、草マルチとして活用してください。
枝豆は収穫直後から少しずつ味が落ちるため、できるだけ早く茹でることがおすすめです。播種から約85日頃が、おいしい収穫時期の目安となります。
トマトやナスは、枝葉が茂りすぎると養分が分散し、風通しも悪くなります。最初の花が咲いた頃から、株の状態を見ながら芽かきを始めます。
基本の考え方は、花や実の近くから伸びる勢いのよい枝は残し、一番花より下から出る不要な芽は早めに取り、太い枝を切る場合はできるだけ葉を一枚残すというものです。葉を残すことで、その葉とつながる根も生かすことができます。地上部だけでなく、地下の根を健全に育てる視点が大切です。
なお、「マッツ・ワイルド・チェリー」は比較的手をかけなくても実を付けるため、無理に芽かきをしなくても構いません。一般的なトマトは、適度に芽かきを行いましょう。
ナスは風による株の揺れに敏感です。株が揺れると新しく伸びた根が傷み、根付きが悪くなることがあります。まだ支柱を立てていない株は、早めに支柱を立てて固定してください。
オクラは、株が小さいうちから実を付けることがあります。その場合は実を早めに収穫するか摘み取り、まず株と葉を十分に育てることを優先します。
キュウリは、つるが支柱やひもにつかまることで株が安定し、根や葉を伸ばしていきます。つるが自分でつかまれない場合は、ひもへ誘導し、必要に応じて緩く結びます。株がまだ小さいうちに大きな実が付いた場合は、早めに収穫し、株本体の生育を優先してください。
苗を保護しているペットボトルについても、葉がいっぱいになっていないか確認し、葉を傷めそうな場合は外すか位置を調整しましょう。
今回は、自然栽培の不自然な部分をどう補うのかという観点でお話をいただきました。
自然栽培は自然の理を活用して収穫を得ようとするものですが、収穫を得るということ自体、自然のサイクルに手を加えざるを得ない行為です。収奪が過ぎればサイクルを壊してしまいます。また、野菜は雑草を高度に改変したものであるため、そもそも不自然な働きや無理を通すところもあります。
私たちは生きるためにそうした環境で野菜を栽培します。芽かきや土寄せ、摘果などは、そこを補正するために必要な作業です。巧みに行えば、自然の営みを壊さずに土壌を豊かにし、生態系をより豊かに整えていくことができます。
日時: 2026年6月28日(土)
場所: 二宮町民センター
内容: 座学(自然農法を通して人と地域を育てる考え方)
今回の座学では、畑の技術だけでなく、「自然農法を通して人を育て、地域を育てる」という考え方について学びました。自然農法とは、決まった手順を覚えることではなく、畑をよく観察し、その土地・その季節・その作物に応じて、自ら判断する力を養う営みであることを改めて学びました。(15組16名)
◆ 地域全体を育てる視点
畑一枚ではなく、地域を「面」で捉え、自然環境を少しずつ整えていくことが大切です。二宮には豊かな土・水・自然環境があり、その力を生かすことで地域全体が育っていきます。
◆ 自然農法の学び方
自然農法にはさまざまな実践者がおられます。川口由一さんをはじめ、竹内孝功さん、岡本よりたかさん、高内実さんなど、それぞれに優れた視点があります。大切なのは一人の方法を正解とせず、それぞれの考えを参考にしながら、自分の畑で試し、自分自身の経験として積み重ねていくことです。
◆ 草との付き合い方
野菜の株元15cmほどは草を取り、生育を助けます。一方、高い草は風よけや日よけとなり、畑を守る役割も果たします。刈った草はマルチとして活用し、柔らかい草は早く土に戻り、カヤなど硬い草は炭素源として長く土を育てます。草は「なくす」のではなく、「生かしながらコントロールする」という考え方が重要です。
◆ 雨の日は最高の観察日
雨の日や雨上がりは、水の流れや水たまり、水はけを知る絶好の機会です。土の中に水と空気が循環する状態をつくることが、健全な土づくりにつながります。作業よりも、畑を「見る力」を養うことが大切です。
◆ ハウツーではなく観察力
「どうすれば正解か」を求めるのではなく、草・土・水・野菜の状態を見ながら判断する力を育てます。1〜2年目は実験の期間であり、失敗も次につながる大切な経験となります。
◆ 種とコミュニティ
種はその土地で数世代つなぐことで地域に適応していきます。一人で種を守るのではなく、仲間と採種し、多様性を保ちながら次世代へつないでいくことが大切です。農ある暮らしは、一人では続きません。仲間がいてこそ、食も種も知恵も未来へつながります。
◆ 食を守るという視点
食料や農業を取り巻く状況が変化する中、自分たちで土を育て、種をつなぎ、地域で食を支える力を身につけることが、これからますます重要になります。
今回の座学を通して印象に残ったのは、「自然農法とは、自然をコントロールすることではなく、自然をよく観察し、その働きを生かすことである」ということでした。草・土・水・種、そして人とのつながり。そのすべてを大切に育みながら、二宮の地で「農ある暮らし」を仲間とともに広げていきたいと思います。
梅雨入り前の晴れた日曜日、夏野菜シーズンの山場となる7月上旬に向けた重要な作業を集中的に行いました。地温が21℃前後と日本の野菜にとって最適な生育環境を迎え、キュウリの種まきを筆頭に、植え付け・支柱立て・草管理をバランスよく進めました。(13組16名)
日時: 2026年6月14日(日) 09:15〜11:00
場所: 二宮農園
内容: キュウリの種まき・支柱立て、草管理、枝豆の花期管理(水やり・土寄せ)、ホーリーバジルの植え付けなど
現在の気温は25〜26℃、地温は21℃前後と、日本の野菜にとって一年で最も生育に適した時期です。しかし同じ条件で雑草も勢いを増すため、人間の管理が欠かせません。
野菜の特性を知る: 野菜は人間の都合に合わせて品種改良されているため、雑草と比べて生命力や養分の吸収力で劣ります。この「最高の生育期」に丁寧に管理することが、秋の収穫量に直結します。
暑さに強い品種「バテシラズ3号」の種を播種しました。小さなひと手間が、発芽後の生育を左右します。
種の向きを揃える: 平たい形の種の尖った側を同じ方向に揃えて土と水平に置きます。向きがバラバラだと双葉の出る向きが揃わず、生育にムラが生じます。覆土後は軽く押さえて水が吸い込みやすい状態を作ります。
間隔と株数: 2粒ずつ2箇所に播種。インゲンとは30cm以上、キュウリ同士は90cm程度の間隔を確保します。
ペットボトルで保護: 発芽直後の虫による食害と急激な気温低下ダメージを防ぐため、種まき後はペットボトルをかぶせて保護します。
キュウリの生育を支える支柱を設置しながら、インゲンとの共生関係も活かした畑づくりを行いました。
支柱の立て方: 4本の支柱をテント(三角錐)型に立て、上部で束ねます。麻紐を螺旋状に張ることでつるが自然に絡みやすくなります。支柱をバッテン型に縛ると風への耐性が上がります。
インゲンとの共生: インゲンが土中の窒素を固定し、キュウリの生育を助けます。また、インゲンが作る適度な日陰がキュウリの暑さを和らげます。支柱をキュウリとインゲンで共有することでスペースも有効活用できます。なお、インゲンは35℃を超えると傷みやすいため、状況によってはゴーヤへの切り替えも選択肢となります。
野菜への日照を遮る草を優先的に刈りながら、草マルチとして活用する「一石二鳥」の管理を行いました。
優先順位のつけ方: 野菜の日光を直接遮る背の高い草から優先して除去します。背の低い草は土の表面を覆うことで水分蒸発を抑える効果があるため、状況に応じて残す判断も有効です。
草マルチとして活用: 刈り取った草はその場に敷くことで、土の乾燥防止と有機物補給に役立てます。
現在、枝豆は白い花が咲く開花期を迎えています。この時期の管理が収穫量に大きく影響します。
花期の水やり: 花が咲いている時期は水分が特に必要です。雨が降らない日が続く場合は積極的に水やりを行いましょう。
土寄せで収穫量アップ: 双葉のあたりまで株周りの土を盛り上げる「土寄せ」を行うと収穫量が増えます。株の周囲の土をかき集めて盛り上げるだけで効果があります。
スイートバジルとは異なる、薬効の強い品種「ホーリーバジル」を植え付けました。
植える場所: トマトのそばに植えるとコンパニオンプランツとして機能します。株が大きい場合は2株に分けて植えても問題ありません。
薬用ハーブとして活用: 乾燥させてハーブティーにすることで、免疫力アップや体調不良時のサポートに活用できます。
種取りにも挑戦: 花が咲いたら種取りまで行うことで、来年以降も自分でタネから育てられるようになります。自分の畑を持ったときの経験にもなります。
落花生の追い播き: 2週間経っても発芽していない方、カラスに種を持っていかれた方向けに追い播き用の種を用意しています。必要な方はお申し出ください。
ネット追加: 5セット作成済みです。必要な方はご利用ください。
人参の花の管理: 白い傘型の花が咲いている株は1〜2輪を残し、他は撤去して次の作付けに備えます。
大根のさやを味わう: 白い花が咲いている大根のさやは食べられます(大根と同じ味がします)。1〜2株を残して食べ比べてみるのも、野菜の新たな一面を知る良い機会です。
前回の活動からわずか2週間で、畑はすっかり夏の顔に変わっていました。本日は、そら豆の種取り準備と各野菜の手入れのほか、里芋・生姜の植え付けや支柱採取など、盛りだくさんな一日となりました。(18組22名)
日時: 2026年5月24日(日)09:15〜12:00
場所: 二宮農園(支柱採取のみ上の畑へ)
内容: 農作業(そら豆の種取り管理、間引き・草管理、里芋・生姜の植え付け、落花生のネット管理、支柱採取など)
前回からガラッと気候が変わり、いよいよ本格的な夏に向かい始めました。気温の上昇とともに作物の生育が加速するため、こまめな管理がとても大切な時期です。
そら豆の葉の黄変について: 葉が黄色くなっているのは、夏の気候への移行と栄養不足のサインです。自然栽培では肥料を追加するのではなく、株を間引いて土の栄養を少数の株に集中させることで対応します。「土の栄養を何株で分け合っているか」を見直してみましょう。
そら豆がいよいよ種を熟させる段階に入りつつあります。食べられるものは食べながら、来年に向けて種取り用の株を今のうちに決めておきましょう。
株の選び方: 元気でできるだけ大きいものを選びます。目安は「来年まきたい株数の3倍程度」です。
熟成のサイン: さやは最初、空を向いています。だんだんと垂れてきて、最後に黒くなります。黒くなった段階で収穫し、さやのまま保存してください。むき身にすると寿命が大幅に縮んでしまいます。
梅雨前の注意: 梅雨に入ると湿気が続き、カビが生えるリスクが高まります。群れた状態・濡れた状態はNGです。ある程度熟していれば発芽できますが、ベストは黒くなるまで待つことです。
気温の上昇とともに野菜も雑草も一斉に勢いを増しています。今回は人参・二十日大根・カブと、草の管理について作業を行いました。
人参の間引き: この段階でもう一度間引きが必要です。ハサミは不要で手で抜いて構いませんが、根が残ると再び芽を出そうとするため、しっかりと引き抜くことが大切です。
二十日大根・カブの割れ: 雨の降り方によって水を吸いすぎ、細胞が弾けて割れることがあります。割れたものは早めに収穫しましょう。種がまだあるため、追い播きで補えます。
草管理のコツ: 特に種をつけた雑草・綿毛の出た雑草は、見つけ次第すぐに処理します。鎌は歯を上に向け、パンパンと跳ねるように使うと、草がしなって勝手に切れます。
本日はある畝をお借りして、里芋(品種:セレベス)と生姜を植え付けました。
里芋(セレベス)について: セレベスはインドネシア方面から渡来した歴史ある品種です。市販の食用種芋をそのまま使用することができ、種芋用より価格も安くお得です。
植え付け方: 目を上にして、深さ約30cmに植えます。種芋は切ると発芽しにくくなるため、そのまま使うのが基本です。
生姜の植え付け: 横向きにして、目が出ている方向に合わせて植えます。里芋と同じ畝に混植しました。
ポイント: 里芋も生姜も「目の向き」を確認してから植えることが発芽率を左右します。焦らずに確かめてから土に入れましょう。
夏野菜の本格シーズンに向け、支柱採取と落花生の管理も行いました。
落花生のネット管理: 播種からおよそ10日で発芽します。発芽した芽がネットに押し上げられた状態になるため、人が助けてあげる必要があります。1つの穴から出てきた葉をまとめてネット穴に通し、通過後にパッと開かせてください。ネットをピンと張ればハクビシン対策にもなります。2週間経っても発芽しない場合や、カラスに持っていかれた場合は追い播きを行います(種まだあります)。
支柱の採取: 上の畑から約120本を採取しました。今後のナス・ピーマン・トマト・キュウリへの支柱設置に備えています。
次回の予定(キュウリの播種): 6月以降、「バテシラズ3号」(暑さに強い品種)のキュウリを播種します。発芽直後は虫に食べられやすいため、ペットボトルで保護します。コンパニオンプランツのインゲンがすでにかなり成長しているため、播種のタイミングに注意が必要です。
五月晴れのなか、畑は夏野菜の植え付けと管理に向けてまさに"旬"の状態を迎えています。本日は落花生の播種、夏野菜の定植、草管理・間引き・害虫対策など季節の変わり目に集中した農作業を行いました。午前の実習後は二宮町民センターに場所を移し、梅雨期の雑草コントロール戦略や枝豆・落花生の土づくり効果についてたっぷり座学を行いました。
日時: 2026年5月10日(日) 実習 09:15〜10:45 / 座学 11:20〜12:10
場所: 二宮農園(実習)・二宮町民センター(座学)
内容: 落花生播種、夏野菜定植・管理、草管理、間引き、害虫対策、梅雨期雑草コントロール座学
現在の畑は地中水分約60%・地温15℃前後と、播種・植え付けに最適なコンディションです。朝露は植物が夜間に地中の水分を吸い上げ、葉先から排出しているサインで、土が十分に充電されている証拠です。
タイミングの重要性: 「蒔くべきものを蒔き、植えるべきものを植える」最適期は短命です。週1回の訪問でも、この時期を意識した管理が大きな失敗を防ぎます。
今回使用したのは本物の「ジャンボ種」です。タンパク質・脂質が豊富なうえ、地面を覆う力が強く、草抑え(生きたマルチ)としても優秀な品種です。
播種方法: 1箇所に2粒ずつ、3箇所へ播種します。種は尖った側(根が出る側)を下に向けて縦挿しにし、夏野菜から30〜40cm離して植え付けます。
根粒菌の恩恵: 落花生は根粒菌を通じて窒素を土壌に供給し、隣の夏野菜の生育を助けてくれます。
自家採種のすすめ: 収穫後すぐ茹でるのが最も美味しく、翌年に向けて自家採種で種を繋ぐことも推奨されています。
苗選びの基準は「本葉5枚程度の若い苗」です。若苗は活着が良く、根が茶色く巻いた古い苗よりも自然栽培に向いています。
初期成長の見方: 定植直後は地上部よりも地下で根を伸ばしているため、成長が遅く見えても問題ありません。
複数株の場合: 2株あるときは生育の良い1株を選んで植えます。
ナスの支柱: 風で揺れると根張りが悪くなるため、早めに支柱を立てることが重要です。
草は「適切に管理するもの」という考え方が自然農の基本です。刈り方にも戦略があります。
草の刈り方: 野菜の周囲15cm以内や日陰を作る草を中心に刈り、刈った草はその場に敷いて草マルチとして活用します。乾燥防止・土壌保護・栄養供給の三役を担います。
風通しの確保: 通路側の草も刈ることで風通しが良くなり、蚊の発生も抑えられます。
間引きのタイミング: 密集している箇所は良い株を残して間引きます。競合を解消することで収穫品質が向上します。インゲンは3粒播き→2本立ち、オクラは2本立て、ニンジンは葉が触れ合う程度、ダイコンは1箇所3〜4本が目安です。
今年は芋虫系害虫が多い傾向です。特にきゅうりなどウリ科は発芽直後が最も危険な時期となります。
ペットボトル保護: 播種後はペットボトルで囲って保護します。
草の刈りすぎに注意: 雑草を刈りすぎると害虫の餌が野菜だけに集中してしまいます。適度な草の共存が害虫分散につながります。
梅雨管理の山場は「梅雨明け直前〜直後の約1週間」です。このタイミングで幼草を徹底的に抑え、草マルチを厚く入れることで、その後の夏管理が大幅に楽になります。生活との両立を前提に、この期間だけは集中管理を意識することが大切です。
枝豆は「食べること」だけでなく、窒素供給・土壌充電を通じて夏野菜と土を育てる役割が大きい作物です。収穫したい日から逆算して85日前に播種し、3粒播き→2本立ちが基本となります。
落花生は発芽初期に根の周囲を裸地にして根を伸ばしやすくします。その後は株周囲を少しずつ円形に草刈りし、全面一気に刈らず根の成長に合わせて徐々に広げていきます。カラス被害は播種直後から発生しやすいため、播種と同時にネットを設置し、下部までしっかり固定します。双葉がネットに当たる程度は正常で、成長に応じてネットを持ち上げれば問題ありません。
夏野菜は「土を育てる作物」でもあります。地上部を大きく育て光合成量を増やすことで、有機物が土へ還元されます。定植後は水を与えすぎず、植え穴と周囲の土をしっかり密着させることがポイントです。
ゴールデンウィークを目前に控え、畑の緑がいっそう濃くなってきました。本日は、待ちに待ったサツマイモの苗植え実習と、急ピッチで生長する野菜たちのメンテナンスを行いました。 (17組21名)
1. サツマイモの苗植え実習(紅はるか・クイックスイート)
いよいよサツマイモの季節です!今回は「東枕(ひがしまくら:日照を考慮して苗を東に向ける)」という向きで、以下の手順で丁寧に植え付けました。
植え付けの手順: 移植ゴテを40〜45度の角度で挿して軽く持ち上げ、できた隙間に苗を差し込みます。土に優しく圧着させた後、足元に草マルチを敷いて乾燥を防ぎます。
3つの「節」がポイント: サツマイモは葉の付け根(節)から根が出て芋になります。土に入れる節の数は「3つ」が目安。入れすぎると小さい芋がたくさんできてしまうため、1箇所に3〜4本の良質な芋ができる環境を作ります。
植えた後の姿: 植えた直後は地上部がクタッとなりますが、これは正常な反応ですので心配ありません。一晩水を吸わせた元気な苗を使用しているので、数日でシャキッとしてきます。
株間: 30cm(ノコギリ鎌の長さがちょうど良い目安になります)。
2. 雑草・クローバーとの「知恵比べ」
暖かくなり、カヤ(多年草の雑草)が非常に元気になっています。
エネルギーを消耗させる: 地下茎にエネルギーを蓄えるカヤに対しては、地上部をこまめに「ちょん切る」ことが有効です。光合成を妨げることで、地下茎の貯金を使い果たさせます。特に雨の後の対処が勝敗を分けます!
クローバー: 伸びすぎると野菜に日陰を作ってしまうため、適度にカットして管理します。
3. 春野菜のメンテナンス(人参・カブ・大根)
人参とカブ: 人参の発芽を助ける「乳母役」を務めてくれたカブの役目が終わりました。人参に日光が当たるよう、カブをハサミで地際から切り取ります(3株ほど残しておくと虫除け効果が持続します)。
大根の間引き: 大根は、隣に仲間がいると「自分はこのサイズまでしか大きくなれない」と早い段階で決めてしまいます。フルサイズで立派に育てるため、隣と触れ合う前に思い切って間引きをしてあげましょう。
4. 移植と種まき(サンチュ・枝豆・落花生)
赤チマサンチュ: 密集しているものは移植ゴテでざっくりと掬い、虫除けとして畝の端へ移植します。大きくなったら下から葉をかいて、少しずつ収穫を楽しめます。
枝豆: 本日は土中温度が15度。地表近くは20度近くあり、発芽に十分な温度を確認して種をまきました。
落花生の予告: 5月初旬に種をまく予定です。カラス対策のネット張りなど、大切な準備もあわせて行う予定ですので、蒔く場所の検討をつけておいてくださいね。
作業の合間には、土の温度を測ったり、野菜の知られざる「性格」を学んだりと、発見の多い時間となりました。サツマイモの苗が根付くのが楽しみですね!
春の陽射しを浴びて、畑の野菜たちが次々と顔を出し始めています。今回は、野菜を健やかに育てるための「間引き」作業と、これから最盛期を迎える夏野菜のためのベッド(クラツキ)づくりを中心に行いました。(17組19名)
時間: 09:15 - 11:00(※これまでの活動時間に準拠)
場所: 二宮農園
内容: 間引き作業、枝豆の種まき、クラツキづくり、さつまいも用の畝(うね)づくり
1. 間引きの極意:抜かずに「切る」 芽が密集してきたら、大きく育てるために間引きを行います。
ハサミで根元を切る: 葉が触れ合っている場合、土の中では根同士も絡み合っています。無理に引き抜くと残したい苗の根まで傷めてしまうため、間引きは「引き抜く」のではなく、ハサミで根元を「切る」のが鉄則です。
切った根は肥料に: 土の中に残った根は、やがて分解されてそのまま肥料として役立ちます。
残す勇気も必要: 大根などは、虫に食べられるリスク(虫害リスク)に備え、一度に減らしすぎずある程度残しながら様子を見ます。
2. 夏野菜のベッド「クラツキ」づくり これから植える夏野菜(ナス・ピーマン・トマト・キュウリ)が元気に育つよう、「クラツキ」と呼ばれる特製の植え付け場所を準備しました。(※ナス・ピーマンは各1箇所、トマト・キュウリは各2箇所作成)
作り方: 20cmほどの穴を掘り、完熟堆肥をひと握り入れて土とよく混ぜ、こんもりと盛り上げます。
ネギ・ニラを混植: 盛り上げた土に、ネギ(1本)またはニラ(2本程度)を植えておきます。これらの根から出る成分や香りが、強力な防虫効果を発揮します!
クラツキの効果: 土を盛り上げることで地温が上がりやすくなり、夏野菜の初期生育を助けるほか、水はけが良くなり根が安定するメリットがあります。
3. 枝豆の種まき(コンパニオンプランツとして) 1箇所に3粒ずつ、やや深めに種をまきました(深めにまくことで水分を保持しやすくなります)。発芽後は土寄せを行い、水分の蒸発を防ぎつつ根を深く張らせます。
時期をずらす工夫: 収穫時期を分散させ、失敗リスクを減らすため、全量を一度にまかず複数回に分けてまいていきます。
夏野菜のサポーター: 枝豆(マメ科)は空気中の窒素を土に固定してくれるため、夏野菜の生育を助ける天然の肥料の役割も担ってくれます。
4. 草マルチの調整と、その他の作業
苗の周りはスッキリと: 発芽した苗の周囲だけは草マルチを外し、地面を露出させます。これにより地温が上がり、風通しが良くなるほか、湿気を好むナメクジの被害を防ぐことができます。(全面を外すのではなく、あくまで苗の周辺のみです)
追い蒔きの目安: 種まきから約2週間経っても発芽しない箇所には、追い蒔き(追加の種まき)を行っていきましょう。
さつまいもの準備: 二宮農園にさつまいも用の畝を2本整備しました。苗の植え付けは4月26日を予定しています。お楽しみに!
春の陽気の中、いよいよ畑での「種まき」がスタートしました!今回は基本的な種まきの手順から、自然菜園ならではの「野菜同士を助け合わせる」工夫まで、実践的な学びが盛りだくさんの活動となりました。
時間: 09:15 - 11:00
場所: 二宮農園
内容: 種まきの実習、各自の担当畝(うね)の手入れ
作物によってまき方は変わりますが、基本となる4つのステップと重要なコツを確認しました。
1. まく準備
表面の草をどかしてスペースを作ります。この時、土の中の環境を壊さないよう「土は大きく動かしすぎない」のがポイントです。日当たりなどを考慮し、播く場所の向きや配置をしっかり確認しましょう。
2. 種をまく(※手袋着用がおすすめ!)
素手で種に直接触れると、手の水分や温度で種の「発芽スイッチ」が作動してしまう可能性があります。作業時は手袋を着用しましょう。また、一度袋から手に出した種は、劣化を防ぐため袋に戻さないようにします。
3. 土かけ・鎮圧(※雑草対策の裏ワザ)
種に薄く土をかけ、上から軽く押さえます(鎮圧)。強く押し固めすぎず、種と土(水分)を優しく密着させるイメージです。
💡 ワンポイント: 表層の土には雑草の種が多く含まれています。種にかける土(覆土)には「少し深く掘った場所の土」を使うことで、その後の草取りの手間をぐっと減らすことができます!
4. その後の管理(草マルチ)
自然菜園では水やりを前提としません。土の乾燥を防ぐため、刈った草を「木漏れ日が通る程度」に薄く被せる「草マルチ」を施します。もし芽が出なかった場所があれば、後日「追い播き」をしてカバーします。
本日は3種類の野菜の種まきを行いました。それぞれの個性に合わせた工夫があります。
人参(ニンジン)
幅を持たせてまきます。ニンジンの種の上にカブの種を少量混ぜてまくのがプロの技!先に芽を出そうとするカブの刺激を受けて、発芽の遅いニンジンの発芽が揃いやすくなります。
小松菜(黒水奈)
1円玉1〜2枚分(約1〜2cm)の間隔をあけて一列にまく「筋まき」にします。育った時の大きさを最初から考慮して間隔を空けておくことで、後々の間引きの手間を減らせます。
春菊(シュンギク)
種が豊富にある場合は、パラパラと広げてまく「やんちゃまき(ばらまき)」でもしっかりと育ちます。
自然菜園では、農薬を使わずに「植物同士の相性」を利用して虫から野菜を守ります。
ニンジン × アブラナ科(小松菜など): ニンジンを好む虫はアブラナ科が嫌い、アブラナ科を好む虫はニンジンが嫌い……という性質を利用し、隣同士に植えることでお互いの害虫を遠ざけることができます。
キク科のパワー: 春菊やサンチュなどのキク科の植物は、特有の香りで虫除けの効果が期待できます。
今日は二宮農園から真っ白な富士山を眺めることができました!午前は畑、午後は町民センターにて、野菜づくりの要となる「育苗(苗づくり)」についての講座と、今期のタネの仕分けを行いました。
場所: 二宮農園(午前)、町民センター(午後)
内容: 育苗講座(育苗用土づくりの実習・苗管理の座学)、タネの仕分け
苗づくりで最も大切なのは**「土づくり・水分管理・温度管理」**の3点です。
1. 育苗用の土づくりとポット
ポットの工夫: 昨年より少し大きめのポットを使用します。土の量が増えることで温度変化がゆるやかになり、水分管理がしやすくなります。
土のブレンド: 「金の土」と「銀の土」をブレンドして使用します。これは、畑に定植(植え付け)した際の土の環境ギャップを小さくするためです。(※将来的には、草堆肥+畑土+もみがらくん炭を使った自家製培養土を目指しています)
【重要】土の水分調整: 水は少しずつ加えます。適正な水分量は「約60%」で、握ると固まり、軽く揺するとほぐれる程度が目安です。 一度に大量の水を入れると、土が締まってしまい栄養が流れ出てしまうため注意しましょう。
2. 種まきの手順
ポットの色分け: 黄色のポットに「トマト」、黒色に「ナス」、緑色に「ピーマン」の種を蒔きます。
まき方: 1つのポットにつき2〜3粒。マッキー(油性ペン)の先を使って深さ約1cmの穴を開け、種をまいたら軽く土を寄せて上から圧します(鎮圧)。
まいた後の水やり: 最初はたっぷりと水を与えます。ドリップコーヒーを淹れるようなイメージで、水差しで少しずつ土に染み込ませてください。
3. 発芽と苗の管理
発芽までの3日間: 種まき後3日間は「暗く湿った状態」を保つため、湿らせた新聞紙でポットを包みます。1週間経って芽が出ない場合は追い蒔きをします。
温度管理: 人が生活している部屋(リビングなど)に置くのが安全です。最高気温が30℃以上にならないよう注意し、最低温度(トマトは8℃以上、ナス・ピーマンは10〜15℃以上)を保ちます。
水やりの鉄則: 水は必ず「朝」に与えましょう(夕方の水やりは夜間に苗を冷やしてしまうためNGです)。土の表面が白っぽくなり、苗が少ししおれたタイミングが水やりのサインです。水のやりすぎには十分に注意してください。
4. 定植(畑への植え付け)と心構え
本葉が「5〜6枚」出たら、畑へ定植するタイミングです。
春先は気候が不安定なため、一度で成功させようと焦る必要はありません。「芽が育たなければ蒔き直せばいい」というおおらかな気持ちで、5月初め頃までは様子を見ながら進めていきましょう。
午前中の活動にて、今期育てる12種類の野菜のタネと、緑肥ミックスが皆さんに配られました。いよいよ本格的な栽培のスタートですね!
座学での学びを活かし、今回は再び畑に出て「畝(うね)おこし」の実習を行いました。正しい手順と道具の使い方を身につけることで、体への負担を減らし、野菜が育ちやすい環境を作っていきます。
日時: 2026年2月22日(日) 09:15 - 11:00
場所: 二宮農園
内容: 実習(畝おこし、各自の担当畝の手入れなど)
自然菜園の土台となる畝を作ります。以下のステップで作業を進めました。
目安をつける: まっすぐな畝を作るため、まずはロープなどを張って目安にします。
幅を決める: 基準となる幅は「2メートル」です。(溝40cm + 畝120cm + 溝40cm の内訳になります)
草刈りと根切り: 表面の草を刈り取り、ノコギリ鎌を使って土中の根を切っておきます。
土をほぐす: 剣先スコップを使い、さらに土の中の根を切りつつ、土全体を柔らかくほぐします。
畝を立てる: 両脇の溝になる部分(40cm幅)から土を掘り上げ、中央の畝になる部分(120cm幅)に被せて高さを出します。
土壌改良と仕上げ: 畝に炭をまいて軽く土と混ぜ合わせ、最後に刈り取った草などを表面に被せる「草マルチ」をして完成です。
農具は正しく使えば一生モノの相棒になります。今回は「ノコギリ鎌」と「剣先スコップ」の効果的な使い方を学びました。
◆ノコギリ鎌(ノコガマ)の使い方
土の中の根を切る際に活躍しますが、使い方を誤るとすぐに傷んでしまうため注意が必要です。
基本の動かし方: 両手でしっかりと持ち、体の正面に構えます。まっすぐ土に刺し込み、そのまま**「まっすぐ手前に引く」**のが鉄則です。
NG行動: 横向きにこじるような力をかけると、刃が欠けたり曲がったりして使い物にならなくなるため厳禁です。
作業のコツ: 土を「さいの目状(格子状)」に切るイメージで刃を入れると、土中の根を細かく分断できます。正しく使えていれば、土の中で根が切れる感触が手に伝わってくるはずです。
◆剣先スコップの使い方
固い土を掘り起こす際の主力ですが、力任せに扱うのではなく「体重」と「ずらし方」がポイントです。
事前準備: 使う前にヤスリをかけて刃先を研いでおくと、土への入りやすさが格段に違います。
基本姿勢: スコップのヘリ(足をかける部分)に体重をしっかり乗せ、土の塊を「切る」つもりで奥深くまっすぐ刺し込みます。
効率的な進め方: 一度に大きく進もうとせず、スコップの幅の「半分だけ」横にずらしながら刺していくのが最大のコツです。少しずつ重なるように進めることで、結果的に余計な力を使わず、効率よく土をほぐすことができます。
今回は体を使う作業でしたが、道具の正しい使い方をマスターすれば今後の作業がずっと楽になります。忘れないうちに、各自の区画でも実践してみてください!
本日は冷え込みもあったため、町民センターの室内にて、春に向けた「ジャガイモ栽培」と「種まきの基本」についての座学を行いました。(10組10名)
日時: 2026年2月8日(日) 10:00 - 11:00
場所: 町民センター
内容: 座学(ジャガイモ栽培について・種まきについて)
(※テキスト P.34 参照)
ジャガイモ栽培には春作と秋作がありますが、二宮農園では栽培期間をしっかり確保できる「春作」をメインの知識として学びました。桜の花が咲く頃がスタートの目安です(冷涼地でも育ちますが、土中温度が低すぎるとうまく育ちません)。
■ 種芋の準備と切り方
近年、種芋が手に入りにくくなっているため、将来的には自家採取を目指したいと考えています。理想の種芋のサイズは40〜60g程度ですが、入手が難しい場合は大きい芋を切り分けて使用します。
切り方の手順:
芽が集中している「頂部」は切り落とします。
頂部と「ヘソ(親芋と繋がっていた部分)」を結ぶ面で縦に切ります(本日は実習を行いました)。
切った後の処理:
切り口は、風通しの良い日陰で2〜3日乾かします。
植え付け前に20日ほど日陰で「緑化」させます。暗い所から明るい所に出すことで、もやしのような弱い徒長(発芽)を抑制し、短く丈夫な芽を育てることができます。
■ 栽培のポイントと【今年の予定】
ジャガイモは、他の野菜とは独立した「専用の畝」に植えます。
コンパニオンプランツとして「長ネギ」と一緒に育てると病気予防になります。
万が一発病すると、同じナス科の野菜(トマト、ナスなど)全体がその場所で栽培できなくなるリスクがあるため注意が必要です。
⚠️重要なお知らせ ジャガイモの栽培方法について学びましたが、今年は農園のスペースに余裕がないため、二宮農園でのジャガイモ栽培は行いません。 今回の知識は、ご自宅での栽培や来年以降の参考にしてください。
(※テキスト P.172 および 配布資料 参照)
野菜作りの第一歩である「種まき」の極意について学びました。
■ 発芽の三大要素
種が目を覚ますには「温度・水・酸素」の3つが不可欠です。種は本来、原産地の気候風土に合わせて「発芽後の生育が一番良い時期」に芽を出す仕組みを持っています。
■ いつ種をまくか?(播き期の考え方)
一度発芽すると後戻りはできません。発芽後の気候をしっかり見据えて時期を決めることが大切です。
考慮する条件: 発芽温度、生育適温、最低・最高生育温度、日照時間
人の手による補助: 原産地とかけ離れた環境(日本の気候など)で育てる場合は、適切な時期を見極めるなど、人が環境を補ってあげる必要があります。
時期をずらす工夫: 初心者の方や、昨今のように異常気象が続く環境下では、リスク分散のために「時期をずらして複数回に分けて播く」ことが必須のテクニックです。
■ 種まき時の実践ポイント
鎮圧(ちんあつ): 種には水が必要です。まいた後は土としっかり密着するように上から軽く押さえ(鎮圧)、地中の水分が毛細管現象で上に上がりやすくします。
覆土(ふくど)の目安: 種の上に被せる土の厚さは、「種の大きさの2〜3倍」が基本です。
好光性種子(光を好む種): ニンジンなど光を好む種の場合でも、土の隙間から「月明かりが届く程度」の薄い土を被せれば十分です。
今回は少し頭を使う内容でしたが、次回からの畑での実践に必ず活きてくる大切な知識です。忘れないうちにテキストやハンドブックも読み返してみてくださいね。
寒さの中、いよいよ第9期生の畑での実践が始まりました。今回は野菜が育つための家づくりとも言える「畝(うね)立て」を中心に行いました。(19組21名)
日時: 2026年1月25日(日) 09:15 - 11:00
場所: 二宮農園
内容: 農作業(畝おこし・区画整備)
9期生区画の畝立て・整備
その他、手入れが必要な区画のメンテナンス
自然菜園において、野菜が根を張りやすく、水はけを良くするための重要な工程です。以下の基準を確認しながら作業を進めました。
① 畝のサイズ(基準)
二宮農園での標準的なサイズは以下の通りです。
区画幅(短辺): 2m
畝底幅(裾幅): 120cm
畝上幅(作付け幅): 90cm目安
畝の高さ: 20〜30cm
※高さを持たせることで、水はけを良くし、根の生育を助けます。
② 作付け区画の考え方
1つの畝を効率よく管理するため、以下のグリッド(マス目)を基準とします。
1区画: 90cm × 90cm
全体: 1つの畝の中にこの区画を6つ配置して作付けを行います。
③ 仕上げとルール
形状: 上面(作付け面)はできるだけ平らにし、理想は雨水が流れやすい**「ゆるやかなカマボコ型」**に整えます。
穴埋めの徹底: 大根や人参などの根菜を収穫した(抜いた)後の穴は、放置せず必ずすぐに土で埋めるようにしましょう。
※土の乾燥を防ぎ、畑の環境を保つためにも重要です。
初めての鍬(くわ)の使い方に戸惑う場面もありましたが、これからこの畝でどんな野菜が育つのか楽しみです。次回の活動もよろしくお願いいたします。
新たな1年の始まりとなる本日、第9期の活動がスタートしました! まずは会議室にて、新旧メンバーの顔合わせと今期の運営に関するオリエンテーションを行いました。(19組21名)
日時: 2026年1月11日(日) 09:00 - 13:00
場所: 3A会議室
内容:
顔合わせ・自己紹介
担当畝(うね)の決定
会費徴収、および今後の予定・お知らせ
座学「自然菜園の基礎と道具選び」
ランチ交流会
今期の作付け計画や、畑での目印となる大切な資料・資材を配布しました。
作付け図: 今期の野菜の配置図です。
畝用ネームプレート: 誰の畝か一目でわかるよう、各自の畝に差し込んで使用します。
種の保管袋について: 種の大きさに合わせた袋の作り方を学びました。用意については後日LINEにてアナウンスがありますので、各自ご確認をお願いします。
テキストの準備: 今後の座学で使用するため、各自購入をお願いいたします(詳細は下記「座学」参照)。
今期の学びの土台となる考え方や、道具の選び方について講義がありました。
◆4.1. 食の自給とコミュニティ
「個」での自給には限界がありますが、コミュニティで取り組むことでその限界を乗り越えていくことができます。農地に空きが出た際に誰かが手を挙げられる体制や、忙しい時でもお互いに手入れをサポートし合える関係性が大切です。 週1回、あるいは隔週に1回でも、まずは「畑に足を運ぶこと」を習慣にしていきましょう。
◆4.2. 使用テキストとハンドブック
今期は以下のテキストを基本に進めます。座学で必要な際は事前に連絡します。
メインテキスト 『新装版 とことん解説! タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(宝島社)
自然菜園ハンドブック 竹内孝功著『自然菜園ハンドブック』 イラスト付きで要点がまとまっており、持ち運びにも便利です。
◆4.3. おすすめの道具選び
長く使う道具だからこそ、使いやすく丈夫なものを選びましょう。
移植ゴテ: ステンレス製で強度の高いものが長く使えておすすめです。
摘果鋏: 当農園ではブドウ用のものを推奨しています。
ノコギリ鎌: ステンレス製は刃が欠けやすいため、材質選びに注意しましょう。
手袋: コンビニ等で市販されている作業用手袋で十分対応可能です。
道具ポーチ: 畑で道具を紛失しないよう、身につけられるポーチがあると重宝します。
◆4.4. 農園で使われる言葉
「畝(うね)」「株間(かぶま)」「間引き」「覆土(ふくど)」といった基本的な用語から、「慣行農法」と「自然菜園」の違いについて解説がありました。 初めての方も、わからない言葉があればその都度お気軽に質問してくださいね。
座学の後は、ランチ交流会で親睦を深めました。 いよいよ始まる第9期の活動、みんなで助け合いながら、豊かな収穫と学びの多い1年にしていきましょう!