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座学での学びを活かし、今回は再び畑に出て「畝(うね)おこし」の実習を行いました。正しい手順と道具の使い方を身につけることで、体への負担を減らし、野菜が育ちやすい環境を作っていきます。
日時: 2026年2月22日(日) 09:15 - 11:00
場所: 二宮農園
内容: 実習(畝おこし、各自の担当畝の手入れなど)
自然菜園の土台となる畝を作ります。以下のステップで作業を進めました。
目安をつける: まっすぐな畝を作るため、まずはロープなどを張って目安にします。
幅を決める: 基準となる幅は「2メートル」です。(溝40cm + 畝120cm + 溝40cm の内訳になります)
草刈りと根切り: 表面の草を刈り取り、ノコギリ鎌を使って土中の根を切っておきます。
土をほぐす: 剣先スコップを使い、さらに土の中の根を切りつつ、土全体を柔らかくほぐします。
畝を立てる: 両脇の溝になる部分(40cm幅)から土を掘り上げ、中央の畝になる部分(120cm幅)に被せて高さを出します。
土壌改良と仕上げ: 畝に炭をまいて軽く土と混ぜ合わせ、最後に刈り取った草などを表面に被せる「草マルチ」をして完成です。
農具は正しく使えば一生モノの相棒になります。今回は「ノコギリ鎌」と「剣先スコップ」の効果的な使い方を学びました。
◆ノコギリ鎌(ノコガマ)の使い方
土の中の根を切る際に活躍しますが、使い方を誤るとすぐに傷んでしまうため注意が必要です。
基本の動かし方: 両手でしっかりと持ち、体の正面に構えます。まっすぐ土に刺し込み、そのまま**「まっすぐ手前に引く」**のが鉄則です。
NG行動: 横向きにこじるような力をかけると、刃が欠けたり曲がったりして使い物にならなくなるため厳禁です。
作業のコツ: 土を「さいの目状(格子状)」に切るイメージで刃を入れると、土中の根を細かく分断できます。正しく使えていれば、土の中で根が切れる感触が手に伝わってくるはずです。
◆剣先スコップの使い方
固い土を掘り起こす際の主力ですが、力任せに扱うのではなく「体重」と「ずらし方」がポイントです。
事前準備: 使う前にヤスリをかけて刃先を研いでおくと、土への入りやすさが格段に違います。
基本姿勢: スコップのヘリ(足をかける部分)に体重をしっかり乗せ、土の塊を「切る」つもりで奥深くまっすぐ刺し込みます。
効率的な進め方: 一度に大きく進もうとせず、スコップの幅の「半分だけ」横にずらしながら刺していくのが最大のコツです。少しずつ重なるように進めることで、結果的に余計な力を使わず、効率よく土をほぐすことができます。
今回は体を使う作業でしたが、道具の正しい使い方をマスターすれば今後の作業がずっと楽になります。忘れないうちに、各自の区画でも実践してみてください!
本日は冷え込みもあったため、町民センターの室内にて、春に向けた「ジャガイモ栽培」と「種まきの基本」についての座学を行いました。(10組10名)
日時: 2026年2月8日(日) 10:00 - 11:00
場所: 町民センター
内容: 座学(ジャガイモ栽培について・種まきについて)
(※テキスト P.34 参照)
ジャガイモ栽培には春作と秋作がありますが、二宮農園では栽培期間をしっかり確保できる「春作」をメインの知識として学びました。桜の花が咲く頃がスタートの目安です(冷涼地でも育ちますが、土中温度が低すぎるとうまく育ちません)。
■ 種芋の準備と切り方
近年、種芋が手に入りにくくなっているため、将来的には自家採取を目指したいと考えています。理想の種芋のサイズは40〜60g程度ですが、入手が難しい場合は大きい芋を切り分けて使用します。
切り方の手順:
芽が集中している「頂部」は切り落とします。
頂部と「ヘソ(親芋と繋がっていた部分)」を結ぶ面で縦に切ります(本日は実習を行いました)。
切った後の処理:
切り口は、風通しの良い日陰で2〜3日乾かします。
植え付け前に20日ほど日陰で「緑化」させます。暗い所から明るい所に出すことで、もやしのような弱い徒長(発芽)を抑制し、短く丈夫な芽を育てることができます。
■ 栽培のポイントと【今年の予定】
ジャガイモは、他の野菜とは独立した「専用の畝」に植えます。
コンパニオンプランツとして「長ネギ」と一緒に育てると病気予防になります。
万が一発病すると、同じナス科の野菜(トマト、ナスなど)全体がその場所で栽培できなくなるリスクがあるため注意が必要です。
⚠️重要なお知らせ ジャガイモの栽培方法について学びましたが、今年は農園のスペースに余裕がないため、二宮農園でのジャガイモ栽培は行いません。 今回の知識は、ご自宅での栽培や来年以降の参考にしてください。
(※テキスト P.172 および 配布資料 参照)
野菜作りの第一歩である「種まき」の極意について学びました。
■ 発芽の三大要素
種が目を覚ますには「温度・水・酸素」の3つが不可欠です。種は本来、原産地の気候風土に合わせて「発芽後の生育が一番良い時期」に芽を出す仕組みを持っています。
■ いつ種をまくか?(播き期の考え方)
一度発芽すると後戻りはできません。発芽後の気候をしっかり見据えて時期を決めることが大切です。
考慮する条件: 発芽温度、生育適温、最低・最高生育温度、日照時間
人の手による補助: 原産地とかけ離れた環境(日本の気候など)で育てる場合は、適切な時期を見極めるなど、人が環境を補ってあげる必要があります。
時期をずらす工夫: 初心者の方や、昨今のように異常気象が続く環境下では、リスク分散のために「時期をずらして複数回に分けて播く」ことが必須のテクニックです。
■ 種まき時の実践ポイント
鎮圧(ちんあつ): 種には水が必要です。まいた後は土としっかり密着するように上から軽く押さえ(鎮圧)、地中の水分が毛細管現象で上に上がりやすくします。
覆土(ふくど)の目安: 種の上に被せる土の厚さは、「種の大きさの2〜3倍」が基本です。
好光性種子(光を好む種): ニンジンなど光を好む種の場合でも、土の隙間から「月明かりが届く程度」の薄い土を被せれば十分です。
今回は少し頭を使う内容でしたが、次回からの畑での実践に必ず活きてくる大切な知識です。忘れないうちにテキストやハンドブックも読み返してみてくださいね。
寒さの中、いよいよ第9期生の畑での実践が始まりました。今回は野菜が育つための家づくりとも言える「畝(うね)立て」を中心に行いました。(19組21名)
日時: 2026年1月25日(日) 09:15 - 11:00
場所: 二宮農園
内容: 農作業(畝おこし・区画整備)
9期生区画の畝立て・整備
その他、手入れが必要な区画のメンテナンス
自然菜園において、野菜が根を張りやすく、水はけを良くするための重要な工程です。以下の基準を確認しながら作業を進めました。
① 畝のサイズ(基準)
二宮農園での標準的なサイズは以下の通りです。
区画幅(短辺): 2m
畝底幅(裾幅): 120cm
畝上幅(作付け幅): 90cm目安
畝の高さ: 20〜30cm
※高さを持たせることで、水はけを良くし、根の生育を助けます。
② 作付け区画の考え方
1つの畝を効率よく管理するため、以下のグリッド(マス目)を基準とします。
1区画: 90cm × 90cm
全体: 1つの畝の中にこの区画を6つ配置して作付けを行います。
③ 仕上げとルール
形状: 上面(作付け面)はできるだけ平らにし、理想は雨水が流れやすい**「ゆるやかなカマボコ型」**に整えます。
穴埋めの徹底: 大根や人参などの根菜を収穫した(抜いた)後の穴は、放置せず必ずすぐに土で埋めるようにしましょう。
※土の乾燥を防ぎ、畑の環境を保つためにも重要です。
初めての鍬(くわ)の使い方に戸惑う場面もありましたが、これからこの畝でどんな野菜が育つのか楽しみです。次回の活動もよろしくお願いいたします。
新たな1年の始まりとなる本日、第9期の活動がスタートしました! まずは会議室にて、新旧メンバーの顔合わせと今期の運営に関するオリエンテーションを行いました。(19組21名)
日時: 2026年1月11日(日) 09:00 - 13:00
場所: 3A会議室
内容:
顔合わせ・自己紹介
担当畝(うね)の決定
会費徴収、および今後の予定・お知らせ
座学「自然菜園の基礎と道具選び」
ランチ交流会
今期の作付け計画や、畑での目印となる大切な資料・資材を配布しました。
作付け図: 今期の野菜の配置図です。
畝用ネームプレート: 誰の畝か一目でわかるよう、各自の畝に差し込んで使用します。
種の保管袋について: 種の大きさに合わせた袋の作り方を学びました。用意については後日LINEにてアナウンスがありますので、各自ご確認をお願いします。
テキストの準備: 今後の座学で使用するため、各自購入をお願いいたします(詳細は下記「座学」参照)。
今期の学びの土台となる考え方や、道具の選び方について講義がありました。
◆4.1. 食の自給とコミュニティ
「個」での自給には限界がありますが、コミュニティで取り組むことでその限界を乗り越えていくことができます。農地に空きが出た際に誰かが手を挙げられる体制や、忙しい時でもお互いに手入れをサポートし合える関係性が大切です。 週1回、あるいは隔週に1回でも、まずは「畑に足を運ぶこと」を習慣にしていきましょう。
◆4.2. 使用テキストとハンドブック
今期は以下のテキストを基本に進めます。座学で必要な際は事前に連絡します。
メインテキスト 『新装版 とことん解説! タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(宝島社)
自然菜園ハンドブック 竹内孝功著『自然菜園ハンドブック』 イラスト付きで要点がまとまっており、持ち運びにも便利です。
◆4.3. おすすめの道具選び
長く使う道具だからこそ、使いやすく丈夫なものを選びましょう。
移植ゴテ: ステンレス製で強度の高いものが長く使えておすすめです。
摘果鋏: 当農園ではブドウ用のものを推奨しています。
ノコギリ鎌: ステンレス製は刃が欠けやすいため、材質選びに注意しましょう。
手袋: コンビニ等で市販されている作業用手袋で十分対応可能です。
道具ポーチ: 畑で道具を紛失しないよう、身につけられるポーチがあると重宝します。
◆4.4. 農園で使われる言葉
「畝(うね)」「株間(かぶま)」「間引き」「覆土(ふくど)」といった基本的な用語から、「慣行農法」と「自然菜園」の違いについて解説がありました。 初めての方も、わからない言葉があればその都度お気軽に質問してくださいね。
座学の後は、ランチ交流会で親睦を深めました。 いよいよ始まる第9期の活動、みんなで助け合いながら、豊かな収穫と学びの多い1年にしていきましょう!